「自律神経の乱れ」とよく耳にしますが自律神経っていったい何なのでしょうか。
私たちは鍼灸の説明をするときによく、「交感神経」と「副交感神経」のお話をして鍼のリラックス効果をお伝えします。この「交感神経」と「副交感神経」二つからなるのが「自律神経」です。
もうすぐ始まる梅雨の季節。「季節病」や「気象病」といわれる不定愁訴も含め自律神経の乱れが関係しているので本日は梅雨前のこの時期に自律神経と鍼灸についての記事をご紹介いたします。
上述したように自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、自分の意志とは関係なく作用しあい内臓の働きや体温などの調整を行っています。
通常、昼間の活動時間には「交感神経」が優位な状態にあり、血圧が上昇し、瞳孔が開き、興奮状態を維持することで「活動的な状態」にあります。そして夜になると「副交感神経」が優位にスイッチすることで、血圧が下がり、瞳孔は縮小し、心拍数が減り「リラックスモード」へと自然と誘ってくれるのが正常な作用です。
昼間は活動的に行動し、夜になるとリラックスし寝つきもよく良質な睡眠が得られ、朝起きると快適な排泄があるというのが自律神経のバランスがとれた生活リズムです。
理想的な状態ですね。